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20代前半で読書が趣味になったこと

前回が20台前半で時間を浪費したことについて書いたので、今回はその時期に身について良かった習慣を書こうと思う。

 

shibumichi.hatenablog.com

 

タイトルの通りだけれども、自分は読書が好きだ、趣味とも言えるくらいには時間を割いていると思う。幼い頃から本を読むのは好きだったけれども、ここまで多くは読んでいなかった。余暇の時間をどれくらい費やしていたかが一つのハマり具合の目安ではないかと思うのだが、幼い時期はあくまで図書館などで偶々読みたい本が有ったり、学校にいる時の暇つぶしとして読んでいるだけで、現在のようにわざわざ定期的に自分から本屋に行ったりアマゾンを覗いたり、好きな余暇の過ごし方がカフェで読書、なんてことはなかった。  ※尚、本旨から外れるが上記のような幼年期の読書経験でも十分に言語能力の鍛錬にはなっている様である。私は勉強が嫌いであったが国語だけは勉強しなくとも好成績が残せた(大学入試の際のセンター試験では1問間違いの196点であった)。それは幼少期からの読書体験が元になっているのは間違いないだろう。

 

さて、ではそんな暇潰しの読書が、趣味の読書になったのはいつなのか。それもやはり生まれてはじめて時間とお金に余裕が生まれた、大学時代であった。前回のエントリーで触れたように麻雀に明け暮れていた大学時代であったが、就活で嫌が応にも現実社会に目を向けさせられたことで、将来のことやビジネス等について考え始めることとなった。就活中はバタバタしていて読書の時間は取れていなかったが、ひと段落した四年生の5月の頃、ふと思った。

 

『自分は来年から社会に出るが、働くってどんなことなのだろう。社会とは何なのだろう。何を目指して生きていけば良いのだろう。何もかもが分からなくて、不安だ』

 

よくある大学生の不安だとは思うが、今思い返すとこんなことは就活前に考えておけよ、と思うし、よくこんな考えで内定貰えたなとヒヤヒヤする。それでも当時の自分は、麻雀に情熱を注ぎ一時はプロになってそれで食って行こうとすら考えていたくらいだったので、麻雀ほど情熱が持てないであろう仕事をしながら、これからの人生をどう過ごせばいいのか不安だったのだと思う。また、麻雀なら大会で優勝するとか分かりやすい目標もあるが、会社勤めの中で何を目指して生きていけば良いのか不安だった。

 

そんな時、何とは無しに寄ってみた本屋で社会人向けコーナーを見つけた。ふと、社会人が読んでる本を読めば、社会人が何を考えているのかもなんとなくわかるのではないかと思い、一番人気と書かれていた本を買ってみた。それが、当時一部で流行し出していた『金持ち父さん貧乏父さん』であった。

 

 

 

金持ち父さん貧乏父さん

金持ち父さん貧乏父さん

 

 

 

 

 

 

今でこそ、かなり有名になった本書ではあるが(ネットワークビジネスの方々の影響もあるのかもしれないが、、、、)当時は今ほど内容が世に知られてはいなかった。なので、読む前は本のタイトルから、義理の父さんと血の繋がった父さんがいて、貧乏だけれども血の繋がった父さんの生き方に尊敬して生きていく、というような感動小説なのかと思っていた。実際は真逆だったが。

 

本書の内容については非常に有名であると思う為、ここで深くは触れない。人によって色々な感想があると思う。ただ、内容の良し悪しは別として『人生においてこんな考え方があるのか』、とその時自分がとても衝撃を受けたことは覚えている。自分が今まで考えもしなかったモノの見方、常識とは異なった考え方、をこの本から知った。この経験から、読書で人は自分の知らない世界を知れる、と思い、本書をきっかけとしてその後読書に没頭していくこととなった。

 

この時以降、現在に至るまで、古典と言われるような作品から最新の人気作、ビジネス書、小説、学術書まで特に制限を設けずに、自分が少しでも興味を持った作品はとりあえず読んでみるといった感じで月に平均3〜4冊読んできた。読書で新しい知識や考え方を知れるのは楽しいし、恐らく多少は自分の勉強にもなっているのだろうと思っている。

 

以上の感じで、読書が趣味になったわけだが、思い返してみても丁度良いタイミングで丁度良い趣味が出来て良かったな、と偶然?に感謝している。恐らくこの趣味はこの先もまだまだ続いていくと思うが、自分の価値観が変わるような作品、読後に物思いに暫くふけってしまうような名作に今後も出会えることを楽しみにして行きたい。

 

自分が読んできた作品の中で、オススメについてはまた今後書いていこうと思う。

 

 

ミチシブ